子供の高血圧

2016年2月14日 at 9:49 AM

子供の高血圧は、社会問題のひとつになっています。その背景には、高カロリー・高脂肪食の増加、屋外での活動量の低下など、以前とは違うライフスタイルの変化があります。

子供の高血圧も、原因がはっきりしている二次性高血圧症と、原因が特定できない本態性高血圧症に分かれ、軽症の高血圧症が大部分を占めます。

発症頻度は、二次性高血圧症・本態性高血圧症を合わせて、小中学生が0.1~1%ほど、高校生では3%ほどです。大人と比べると、もちろん少ないですが、高校生100人中3人前後が高血圧であることと、肥満に密接に関係していることから、生活習慣病に注意していくことが大切です。

療養としては、二次性高血圧症では原因となる病気の治療が行われます。一方、本態性高血圧症では、成長期であることからできるだけ薬物療法を退け、生活習慣の改善によって血圧を下げる自己療養が指導されます。

その中心になるのは、摂取カロリーを注意するとともに、食塩や脂肪分の摂取量を減らし、野菜・果物・大豆食品・海藻類などを増やす食生活の改善、軽い運動の習慣化などです。とくに、生活習慣病を発症するこどもには、ファーストフード、スナック菓子、清涼飲料水を過剰摂取しているケースが多く、それらの摂取量を減らすことも、療養の必須事項となります。

加えて、ストレスの軽減にも努める必要があります。受験競争、塾や習い事など、今の子供は大人と同様のストレスにさらされています。身近にいる大人が、子供のケアにも配慮し、個々の自主性を重んじながら接することが、子供の健康を守ることにも通じてきます。